ナン婆

きんのー、現地におるみっちゃんから電話があって近況報告してくれた。
進一に、マミーに電話するけど、なんかほしいか？っちきいたら、
「マミーほしいー」っちいうとったらしい。

ウッ、ウッ、ウルッ・・・
はよ、かえってこーい。


今日は、クリャーアントんとこのサインにつかうもんを探しに、
ホームデコにいってきた。
ここには、家作りに必要なありとあらゆるもんが、
どえらげにゃー種類が売っとるだらあ。
そういえば、前回はここでグレギョリアンとあって助けてもろたのお。

とにかく広いで、めあての門がどこにあるかきょろきょろしながら歩いとったら、
突然前におったおっさんからの視線を感じる。
目をあわさんよーにしとったけど、どーもワシが歩いとる方に頭が動いとる。
ワシが曲がろうとしたとこにさりげなく現れて「Hi」っち。
てきとうにかわして、ずーっと端っこの列まで行って、
戻ろうとしたらそこに・・・。
けずかんかったフリして歩いとったら、漬けて来るけはい。
そして、ついに・・・

男　「何かさがしてるの？」

わし「見てるだけだけだがね」

男　「家の改装でもするのかな」

わし「ううん、見とるだけだて」

男　「こんな事いったら、びっくりするかもしれないけど、君は今まで見た女の人のなかで一番素敵なひとだね」

わし「・・・」

男　「あっ、家の改装とかするんだったら、是非電話して」（といってカードを渡す）

わし「・・・」

男　「僕の名前は？？？」（忘れた）

わし「じゃっ」

速攻で反対端まで行って、うろうろしとったら、
またすれ違ってしもうたので、あきらめて店を出ることにしたがや。

話とる最中、指輪をはめた手を口元にやったりしたのに、
おかまいなしに話つづけとっただらあ。
顔は、猿顔のXメンっちゅう感じ。

数年ぶりの体験じゃが、これはナン婆じゃなくて、
荒手のセールスだったかもしれんだらあ。

ちかち、こんなワシをほめてくれてテンキュー